041 福涌 ‐FUKUWAKU‐

かつての路面電車の山中駅（今はバスターミナル）を降りて、菊の湯まで至る道。地域の人が行き交うような生活感も感じられる通り沿いに『山海堂』はあります。明治38年の創業以来、温泉や漆器など「山中温泉にある宝もの」を大切に見守り続け、和菓子に表現してきました。木のぬくもりと湯のぬくもりが福となって涌き出すように…との願いを込め、山中漆器とのコラボレーションでうまれた御干菓子が「福涌」です。開けて楽しい、食べて幸せ、木の器を使い込むほどに思いに満たされる、こんこんと涌き出る湯のような〈福〉を、どうかおそばに。