創業40年超。新たな挑戦は“新時代の羊羹”!菓匠三和の「甘い宝石」
  • スイーツ・お菓子
  • 南加賀
  • 和菓子

創業40年超。新たな挑戦は“新時代の羊羹”!菓匠三和の「甘い宝石」

SNSでシェアする

石川県に新たな和菓子ブランド「菓匠三和」が誕生しました。実はこのブランド、加賀市で40年以上の歴史を持つ菓子製造メーカーの新業態。第一弾として発表したプレミアム羊羹「甘い宝石」は、クラウドファンディングで目標金額の7倍を獲得し、いま注目を集めています。

新たな挑戦への思いを、永井毅社長、営業担当の別本さん、広報担当の岡藤さんに伺いました。

 

「三和商事」から「菓匠三和」へ

■創業時からのロングセラー商品「くるみゆべし」。

 

ーー『菓匠三和』は、加賀市の『三和商事』さんが始めた新ブランドと伺いました。きっかけはどのようなことだったのでしょう?

永井社長「はい。もともと当社は40年続く菓子製造会社で、工場では主に観光向けのお菓子を作っております」

ーー観光向けのお菓子というと、お土産コーナーに売っている。

永井社長「そうです。温泉旅館や、サービスエリアなどに置いてあるお菓子ですね。おかげさまでご好評いただいているのですが、新型コロナウイルス流行のときにはお客様が激減してしまって」

ーーそれをきっかけに、観光以外の場面でもお菓子を届けられないかと?

永井社長「その通りです。では誰に向けてどんな商品を作ろうか?と考えたとき、石川県には魅力的な特産品や名産品がたくさんありますので、それを使ったお菓子がいいなと」

ーーなるほど。それが今回の「甘い宝石」なんですね。

 

試作200回の末に完成したプレミアムな羊羹

石川県加賀市の和菓子店「菓匠三和」の羊羹「甘い宝石」■試行錯誤の末に完成した、これまでにない羊羹です。

 

ーー「甘い宝石」は、完成までに試作を200回も繰り返されたとか…

別本「少なめに言って200回ですね」

ーー少なめに言って!となると、最初の試作品と今の商品では全く違うんでしょうか?

別本「それはもう、まったく違います!」

岡藤「そもそも弊社の40年の歴史で羊羹を作った前例がなかったんです。だからこそ余計な先入観を持たずに自分たちの理想の羊羹を突き詰められられたかな、と」

 

石川県加賀市の和菓子店「菓匠三和」の羊羹「甘い宝石」
■鮮やかな黄色の羊羹「金沢さつまいも」。色合いについても従業員に意見を募ったのだとか。


別本「あとは試食です。うちは40〜50人ほど従業員がいて、半数以上が女性なんですね。彼女たちに、いち消費者目線の直感的な感想を聞きながら試作を繰り返しました」

岡藤「『普段から羊羹をよく食べる』という方には、具体的に好みの羊羹について教えていただいたり」

ーーなるほど。従業員みなさんの力を集結して作り上げた商品なんですね!


石川県産のこだわり素材

石川県加賀市の和菓子店「菓匠三和」の羊羹「甘い宝石」■個性的な5つの味。どれから食べようか迷ってしまいます。

 

ーー「甘い宝石」は、プレーン味の「極み」のほか、石川県産の素材を使った4種類のフレーバー展開があります。

別本「実はこれ以外にも石川県の特産品をいろいろ試しました。
最終的に、自信をもって出せる形になったのがこの4つです」

ーー特に試行錯誤したものはありますか?

永井社長「しょうゆくるみです。これはわが社が創業当時から40年作っているくるみゆべしという商品を、別の形で再現してみようという試みで。
お餅と羊羹では根本的に材料が違いますから、当然まったく同じ味にはならない。
違いがある中で、同じような雰囲気の味にするのが難しかったですね」

ーー「甘すぎない」というのも特長のひとつと伺いました。なぜその方向性に?

別本「最初は“羊羹は甘いもの”という先入観がありましたけど、ある日『極端な試作品を作ってみよう』と甘さを感じすぎないように作ってみたんです。
すると従業員が声をそろえて“今までのなかで一番美味しい!”と。
甘さを抑えると素材の味が引き立つんです」

 

石川県加賀市の和菓子店「菓匠三和」の羊羹「甘い宝石」

ここで、こだわりの5つのフレーバーをご紹介。
甘さを抑えた製法で、スッキリとした甘みと石川県産素材の美味しさが楽しめます。

(※左から)

■金沢棒茶
加賀市の棒茶を使用。石川で親しまれる棒茶の深い味わいが楽しめます。

■極み
きわめて純度の高い「鬼ザラ糖」と北海道小豆が調和してスッキリとしたキレのある甘さの羊羹に。

■金沢さつまいも
加賀野菜のひとつ「五郎島金時」の自然な甘み。こっそり入ったさつまいもの食感も楽しめます。

■しょうゆくるみ
地元で醸造されている「加賀の醤油」を使用。クルミと醤油の香ばしい風味が特長です。

■能登塩
日本海能登沿岸の海水を100%使用した独自の製法で作られる塩を使用。

 

宝石のように特別なお菓子をお手元に

石川県加賀市の和菓子店「菓匠三和」の羊羹「甘い宝石」
■宝石箱をイメージした特別感のあるパッケージも魅力のひとつです。

 

ーー商品名にはどのような思いが?

岡藤「今回の羊羹は、一段ランクアップした商品にしたくて。宝石を手にしたときのように特別な気分を味わってほしいなぁ…ということで名づけました」

ーー味はもちろん、見た目にも特別感がありますね。

岡藤「そうなんです。この商品を会話のきっかけにしてほしいという思いがあって。箱を開けて、わー綺麗!とか、どの味にする?とか。そういう瞬間をイメージして作った商品なんです」

別本「“楽しめる羊羹”とお声をいただいております」

ーー今後のことをお聞かせください。

永井社長「次回作の構想を練っているところです。たとえばゼリーやわらびもちはどうかな、など…
生産者の顔が見えたり、製造過程でのこだわりが見えたり。そんなストーリーの部分を大切にしたお菓子を作っていきたいです」

ーーありがとうございました!


■今回ご紹介した商品は、じのもんギフトバコ「南加賀のギフトバコ <常温>」 6,000円コース、8,000円コースでお選び頂けます。

南加賀のギフトバコ <常温>
709 甘い宝石5個セット

 

 

南加賀のギフトバコ <常温>
709 甘い宝石10個セット

 

 

 

 

じのもんライター:中嶋 美夏子

大学進学を機に金沢へ。おいしい食べ物と暮らしに根付く美意識に感動し、日々探求しているうちにいつの間にか十数年が経ってしまった。人々のなにげない日常が撮りたくて、ちょっとしたお出かけでもいつもカメラと一緒。能登からやってきた保護猫とふたり暮らし。